恋愛成就のパワースポットの守護石、通称【珍宝様】に拝みに来た波湖は、守護石の守護者の珍宝仙人をうっかり怒らせてしまったことで、下半身に女の子が生えていたらいけないものを生やされてしまう。これを取る方法はただひとつ、相思相愛の相手に、貞操を全部捧げること。ただし、性衝動だけに身を任せたら、一生そのまんまと言われて青くなる。そもそも波湖の好きな「お兄ちゃん」こと大河とは、三年以上まともに会話なんてできていないっていうのに。かくして、下半身に悩まされながらも、大河への恋心と向き合うことになった波湖の恋と煩悩の行方は……?