あらすじ彼に恋をしていた僕は嘘をついた。「いとしいとしというこころ」。一度だけ図書館で彼と交わした会話から、僕は伊糸恋と言う女の子の自分を作った。彼は嘘の僕を好きになってくれたけれど、抱き締めたいと打ち明けられ、僕はそれを受け入れたい。そのために僕は嘘をついたこと、本当の僕のことを話さなければならなかった。