あらすじアンドロイドの立花は、愛玩用であるにもかかわらず何の知識もなく、見た目も地味という理由で売れ残り、店主の伊織にも不良品だと言われ続けていた。ところがそんな感情豊かな立花が好きだと言い、優しく接してくれた遠矢と出会って、立花は愛という感情を知る。マスターである伊織以外の誰かに心と体を許すなんて、本来は許されないはずのこと。マスターへの不貞を働いてしまう不良品であるという罪悪感と劣等感、そして遠矢への愛との狭間に揺れながら、立花が知った真実とは――。