あらすじ二度の自殺のペナルティーとして死神として働かされることになったドクトル黄は、あの世のお役人に頼み込んで、東南アジアのムクムク王国をその勤務地にしてもらう。そこは「お気楽法」と呼ばれる法の下、国民はみなお気楽に暮らす豊かな国。しばらくは平穏に稼業をこなしていたドクトル黄だが、ある日オオサンショウウオのシンゴを同僚に押し付けられてからは雲行きが怪しくなり、王宮がらみの事件に巻き込まれてしまう。逃避行の末にドクトル黄が見出した自分の行くべき道とは――。