あらすじ仕事人間な父と奔放すぎて社交界以外のことに興味を示さない母の元で育ったオリーブは、物事に無関心無感動な少女に成長してしまった。夜会でも壁の花と化して、隙あらばバラ園に逃げ込んでしまう。そんな中、両親が流行り病で死に、頼れる者がいない彼女は寺に入るしかないかと諦めていたところで、彼女を引き取りたいと遠縁の親族から申し入れがあり。急激に環境の変わった彼女の心を癒したのは、ひとりでひっそりとバラを育てる少年と、咲きこぼれるほどのバラだった。