杉山 好子は学校を出てから、かつて自分が使っていた制服や下着を売ることで収入を得ていた。学生の頃に大量に仕入れたブツを実際に着用し、時間を置いて売ることで、付加価値を増させていた好子だが、ショップ経営に関わる友人、星野 月乃から「偽JK」の良くない噂を聞かされる。身分を偽ってのブツの売り出しから、自分から援交を仕掛けておいてホテルから抜け出す詐欺的なテクまで、あらゆる手法を使って荒稼ぎをしているのだという。その娘の人相に心当たりがある好子だったが、具体的に事を起こすことはなかった。だが、街角で月乃の弟、優樹がとぼとぼ歩いているのを見つけ……