通信制の高校に編入学してきた陽莉(ひまり)に金成は釘付けとなった。それは彼がはまっていたエロゲームのヒロイン・涼風ひまりに似ていたからだった。名前が同じ“ひまり”なだけではない。容姿も似ていたし、声は違うが話し方とかがやはり似ていた。「ヒロインがオレの前に降臨した」かつてはイジメられっ子だった金成は、俄然萌えた。「寝取るか…」「旦那を殺してでも寝取ってオレの嫁にする」金成には自信があった。ニ次元の世界では、彼は“ひまり”を攻略したのだ。ゲームの彼女が陽莉をモデルにして作られたのなら、絶対に「行けるさ」。そして放課後の教室、陽莉と二人きりになった金成は、計画を実行に移すのだった。