3日目。陽莉(ひまり)との別れを惜しむ岩崎は、陽莉から妊娠していること、一人で出産すると決めたことを知らされる。困ったらいつでも助けるからと約束し、中学時代の恩人でもある陽莉の母親から貰ったお守りのペンダントを渡した。岩崎の家を後にする陽莉。外は雨だった。「私は馬鹿だ」激しく降る雨の中を濡れて歩きながら、陽莉は人を利用したことに落ち込んでいた。「雨なんだから傘させよ」 陽(あきら)だった。やっぱり陽が見つけてくれた。家に戻った陽莉は母と相談して、学校は休学して出産と育児に専念することにした。そのとき母は、件のペンダントに気が付いたのだった。