タイムリミット直前に、ボスがくれた宝物。
あと半年で、子供が産めない体になるかもしれない……。
医師から衝撃的な診断を下されたアンドレアは打ちのめされ、治療に専念しようと、社長ゲイブに休職を申し出た。
だが、なぜか許されず、ゲイブはパリ出張への同行を命じる。
現地に到着したものの、仕事を始める様子もないゲイブに、不審感を抱いたアンドレアが問いただすと、
「きみをパリに連れてきたのは――きみに子供を授けるためだ」
同情からの求婚だとわかり、彼女は思わず言葉を失った。
なぜならアンドレアは密かにゲイブを愛していたからだ。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。