あらすじ幼少期より社長令嬢として裕福に育てられてきた柳原望海。19歳の時に両親の経営する貿易会社が倒産してしまい、そのまま許婚との婚約も破談となった。 26歳になった現在、『何か大切なものが欠けているような気がする』と感じつつも、ワンルームで1人暮らしを送りながら、花屋の店員として優しい常連客やアルバイトに囲まれ、幸せな生活を送っていた。 そんなある日、見知った男性がお店を訪れた。 彼は竜崎商事の御曹司、竜崎高志……望海の元婚約者にして、初恋の人だった。 何も持っていない望海にとって、高志は遥か遠くの存在なのに、「ずっと忘れられなかった」と言って、望海を強く抱きしめてきて――!?