国王の命令で、23歳も年上の元修道士、テリー・ミドルトン公爵と結婚することになったクリスティーナ。
大恋愛の末にテリー・ミドルトン公爵をものにした、と皆に羨ましがられるクリスティーナだったが、実は彼女には大きな秘密があった。
「――本当はわたくしたちの間に、世紀の大恋愛なんて存在しないんですものっ!!」
本当のところ政略的な結婚ではあったけれど、クリスティーナは一目見てテリーの大人の色気に心を奪われたのだ。しかし、そんなクリスティーナの気持ちもつゆ知らず……テリーは優しい夫ではあったが一度たりとも触れようともしない。クリスティーナは人妻だというのに、清らかな乙女だったのだ。
なんとか距離を縮めたい、そして抱いてほしい!!と考えあの手この手でテリーに迫るも、肝心のテリーに避けられ続け……。
ふたりのすれ違いは年の差のせいなのか?それとも……。
不惑を超えたハイスペックで実は絶倫だったオジサマと、可憐なオジサマ好きの令嬢。年の差23歳の不器用な二人が織りなす、甘く蕩ける官能ラブストーリー!
<作者より>
2020年に個人出版で発行したイケオジ&童貞がテーマのアンソロジー作品が、商業作品として生まれ変わりました。
約八万字の加筆を施し、溺愛とエロスをたっぷり増量。
年の差&イケオジ愛に溢れた本作を、ぜひご堪能ください。