"──その心と『秘密』に触れ、おちこぼれ魔女は奇跡を起こす"
戦争孤児だったサラは、森の奥に暮らす美しい魔女に拾われ育てられる。
魔女を師匠として様々な魔法を教わったサラだが、17歳の今に至ってもうまく使いこなせないでいた。
そんなおちこぼれ魔女のサラはある日、庵の前に美しい青年が倒れているのを見つける。
介抱の結果、目を覚ました青年・アルは訳あって追われていた。
賊の襲撃を受け、アルを助けるつもりの魔法は失敗。賊を余計に刺激してしまい逃げ出した二人。
その後も襲撃が続く逃亡生活のなかで、サラはアルが第一王子であることを知る。
「魔女であってもなくても、サラは……俺にとって……」
やがてサラの純粋な優しさに惹かれていくアル。サラもまたアルに惹かれていたが、おちこぼれ魔女は相応しくないと悩み苦しみ──
「ミーティアノベルス」書き下ろし、コンプレックスを抱えたおちこぼれ魔女と、わけあり王子とのファンタジーラブストーリー!