珍しく事前通達のない婚約者の訪れ。一番小さな面会室に足を運ぶ。
「惚れた女に子供ができた。婚約破棄をして欲しい!」
神の加護を持ち、民に愛される巫女姫皇女 アレクサンドラ・アーレルスマイアーに、憎しみに溢れた表情で伝える婚約者でもある騎士。
望んだ婚約ではなかったが、彼にとって、唯一優しい存在でありたかった、私にとって唯一の在り処であったように。
「もう、いいでしょう」
周囲から虐げられてきた皇女が、国を捨てる覚悟を決める。
そして彼女を虐げてきた人々への報復が始まる。まさに因果応報――。
「小説家になろう」で人気の作家・綾瀬紗葵が描く痛快「ざまぁ」物語!
ライトノベル『もう、いいでしょう。』