異性に触れることが出来ない特殊な体質のリーリアは、女神の結界に守られた集落で、ひっそりと日々を過ごしている。
幼い頃から恋に憧れる彼女は運命の人を切望していたが、18歳になった今ではもうとっくに諦めていた。
けれど、いつものように息抜きに訪れた泉で見慣れない人を見つけた。
褐色の肌に不思議な瞳をした青年のルカ。彼はリーリアを自分の運命の相手である「番」だと言う。
戸惑うリーリアに強引に口づけたルカはそのまま……。
無垢で素直なリーリアと、そんなリーリアを愛してやまないルカ。運命的な出会いをした二人は本当の恋を知っていく――。
お互いが溺愛執着カップルの甘い恋のお話。
『運命の番は甘く惹かれ合う(4)』には「会いたくなかった女」(後編)~「番外編 ルカの誕生日」までを収録