悪役令嬢が破滅回避のために幼女化したら溺愛されました!?
六歳の誕生日――。憧れの王子アレンからのプレゼントで前世を思い出したイリーナ。
ここは、魔法学園を舞台とする乙女ゲームの悪役令嬢だったことを思い出すが、不運にも、その日はイリーナを破滅に導く攻略対象が自宅に勢揃いしている自身の誕生会だったのだ。
このまま悪役令嬢になりたくないイリーナは恐怖し、その日から引きこもりになった。
ゲームでは、魔法学園入学後、アレンを取られまいとゲームの主人公に嫉妬した挙句、力及ばずどのルートでも破滅するイリーナ。そんな彼女が破滅回避のために考え出した秘策は幼女になる(つまり若返る)事だった。だって――
子供にアレンの婚約者はつとまらない。
子供なら魔法学園には通えない。
子供に悪役令嬢ができるわけがない!
そう、完璧な計画である。
……ところが幼女化をきっかけに周囲のイリーナへの溺愛が始まった。
電子書籍版には、本編後のイリーナとライラの様子やアレンとの恋模様など、賑やかな日常(幼女も大活躍)がわかる書下ろしを収録!
『悪役令嬢は破滅回避のため幼女になります!【分冊版】3』には「五章 幼女の外出希望」~「六章 幼女の怒り」までを収録