魔道具師のアルフレッドは、師匠と離れ初めて一人で『最高の魔道具』を作るために旅をしている。
そんなある日、恐ろしい力を持つことから建国神話に出てくる化け物「メディカ」と呼ばれて山の中で一人で暮らしている娘・ディマに出会った。
彼女の力は化け物ではなく、魔力だと気づいたアルフレッドは、魔法の使い方を教えるために、一緒に旅に出ようと誘い出す。
しかし、力をコントロールできないディマは、人里に入ることを恐れていた。
時に衝突し、時に慰め合いならが、ふたりは旅を続けて行く。
目指すは『最高の魔道具』の作成だ。
しかしある日、ディマは力を暴発させ、とある村のお祭りを台無しにしてしまう。
そして、自分の魔力が、かつてアルフレッドが持っていた魔力だと知ってしまい、力をアルフレッドに戻すためにディマはある決断をする。
ふたりの未来は一体どうなるのか──。
『天才魔道具師は、呪われた娘と夢を見る【分冊版】2』には「旅のはじまり」~「ブーケ・ハプニング」までを収録