リードラン公爵の孫娘ナタリアの誕生日の夜会で、突然シロに接近してきたダリウスの知り合いの令嬢マリエッタ。
良い人と思っていたのもつかの間、ダリウスのことは自分のほうが知っていると言わんばかりにマウントを取られている!?
ダリウスは、過去マリエッタの専属服飾師として彼女の屋敷に住んでいたらしい……。
ダリウスの過去をなにも知らないと思い知らされたシロ。
そして気づいたダリウスへの気持ち――。
この異世界で独り立ちして、ダリウスに自信を持って想いを伝えたい!そう考えたシロは、まず独り立ちするための職探しをはじめることに。
一方で、同じようにシロへの想いと執着心を募らせるダリウス。
そんな時、まとめられたシロの荷物と求人票を見つけてしまい……。
「離れていくことだけはだめだ、許さない――」
抑えられていたダリウスの執着心も、とうとう我慢の限界で――!?
『天才服飾師の過度な執着は全身にまとわりつく! 2 (3)』には「四十一着目 小さい子には甘くなるよね、誘拐じゃないよ!」~「四十七着目 これは詐欺罪にあたると思う」までを収録