あらすじ後宮で働く香花は、不思議なモノが見え、ほんの僅かだけれど悪しきモノを祓う力を持っている。過去の苦い経験から見えることをひた隠しにしつつ、やりがいのある仕事や優しい友人に恵まれて、それなりに充実した日々を送っていた。 そんなある日、ふとしたことから不思議な子猫を拾い、それがきっかけで皇帝・柳清龍に秘密を知られてしまう。 清龍は悪いモノに憑かれてしまいやすい体質で、香花のように見えて祓える人材を探していたらしい。 「俺には君が必要だ」 清龍のそんな一言で、香花はいきなり妃嬪に大抜擢されてしまい――!? 見えちゃう寵妃とお憑かれ皇帝の、波乱に満ちた日々が始まる。 『暁帝国後宮騒動記~お憑かれ皇帝、ワケあり宮女を寵妃とす~【分冊版】1』には「序章」~「第二章 思いがけない出会い」までを収録