「お前、そのウエディングドレスが着たいのか? じゃあ、俺が着せてやろう」
最悪の写真のまま出してしまった履歴書で、何故か最終面接まで残ってしまった西辻花鈴。
その最終面接で花鈴は、何処かで会ったことがある気がするイケメンに出会うが、
実は、それは学生時代、「足を踏んだ罪」で結婚させられた相手、巽光一だった――。
もう出会うことはないはずだった偽りの夫婦が、想定外の場所で再会してしまった!
仕方なく会社内で偽りの夫婦を続けることになってしまったふたり。
「俺たちはラブラブです」
「……ラ、ラブラブなんです」
ぎくしゃく、ドギマギ、挙動不審。
はじめてのことだらけの「偽りラブラブ夫婦」は、一体どうなってしまうのか?
『ウエディングドレスを着せてやろう(3)』には「その情報には偽りがあります」~「玉手箱を開けてしまいました……」までを収録。