大学院生の頃、妻子持ちの大学教授中村と不倫関係にあった吉岡理子は大学を追い出されカナダへ渡り生活をしていた。
ある日、一人暮らしの母が認知症を患ったことをきっかけに帰国することに。
母を施設にあずけ、中村の勤務する大学で働き始めた理子。再び不毛な関係が始まったが満足ができない理子はバーチャルセックスにはまる──。
そこで年の離れた大学院生の颯太と出会う。
颯太は教授と理子の関係を知りショックを受けるが、あきらめきれない。
教授とのことが知られ、再び大学を離れる理子を追いかける颯太。互いの執着が絡み合い、この先には何が待っているのか──。
『かざみどり 教授と学生と私(1)』には「第一章」を収録