『一目見た時から私の心は貴方に奪われていた。どうか私の妻になって欲しい。私の愛しい人』
「不義の子」と父親に娘としてすら認められず、使用人以上に酷使され満足に食事も与えられなかったシェリルは愛情に飢えていた。
そんな彼女に届いた一通の手紙から始まった、セノーデル辺境伯様との生活。
間違いの求婚をされてから数か月――。
屋敷内で広まった病で倒れた使用人達を、たった一人で看病するシェリル。彼女の懸命な姿を見て、セノーデル辺境伯はようやく自らの過ちに気づく。
彼女にドレスを贈り、屋敷内での食事に誘ったその夜、シェリルが…。
「小説家になろう」で人気の作家・ヤマトミライが贈る純愛ラブストーリー
距離が縮まりそうで縮まらない二人の揺れる心が描かれた『変化の兆し』も収録。
『間違いで求婚された女は一年後離縁される』第2話!