あらすじ<第一回スターダストノベル大賞 【審査員奨励賞】受賞作品!> 幽霊や怪異、そういった普通でないモノに悩む者達のお話。 ある高校の女子生徒、『早瀬夏美』は常日頃から見えてしまう怪異の存在に怯えて生活していた。 彼らは何処にでも居る。 どちらを向いても目が合ってしまう。 そんな恐怖と共に、彼女は日常生活を送っていた。 そして同時期、彼女と同じ学校に務める『草加浬』(アラサー)も悩んでいた。 彼が、顧問として担当する部活『オカルト研究部(超常現象同好会)』通称オカ研について。 その部活は超常現象を研究する為の物であったが、彼は幽霊の類を一切信じていなかった。 降霊術だ心霊スポットだと、部員に連れまわされるものの、現れた幽霊達を彼は「不審者」として認識していた。 そして今日も部活動は行われる。 部活に所属する学生であり、オカ研の部長『黒家巡』と共に……。 今回のために書き下ろした「零の刻 過去の記憶」も収録!著者『くろぬか』が加筆修正して皆様に贈る「顧問の先生が素手で幽霊を殴るんだが、どこかおかしいのだろうか?【分冊版】2」には ◆壱の刻 見える人(後半) を収録!