閉鎖が決まった映画館。最終日の客は、常連客だった彼女と俺だけ——。映画館でよく見かけるあの子は、人一倍感受性が強く映画の内容にすぐに影響されてしまう。映画よりも、そんな彼女を見るのが好き……。しかし彼女には、まだメアド一つ聞き出せていなかった。そんな中始まった最後の上映。スクリーンに映し出されたのは、なんとポルノ映画だった!! 映画館の主人に問い詰めると、なかなかくっつかない二人を見かねてフィルムをすり替えたのだという……! 呆れて席に戻ってみれば、そこには映画に影響され股間をまさぐるあの子の姿が……。どうする俺!?このまま彼女に、映画を見続けさせていいのか?? 揺れる気持ちの「ピンクスクリーン」。