“当たり前のことを当たり前にやる、を徹底した松下幸之助”
「経営の神様」
一代で松下電器産業(現・パナソニック)を興した松下幸之助のことを、人はこう呼ぶ。
確かに、彼がわずか5人で立ち上げた会社は、今や売上規模7兆円超、従業員25万人を超えるメガ企業へと発展した。それゆえ、彼を名経営者として慕う経営者は少なくない。私たちは、彼はもともと大変な才能をもっていて、特別な人だから成功したのだと思いがちだ。しかし、実はそうではない。
彼の凄さはむしろ、「ないないづくし」だったからこそ「当たり前のことを当たり前にやる、を徹底したこと」にある。また、松下幸之助が語る理念や哲学は、決して難しいことではない。ごく当たり前のことを当たり前にやろうというものばかりである。ではなぜ多くの人がそれを実行できないのか?当たり前のものは、当たり前すぎて飛びつきにくいからである。目新しく奇抜な方法ではないため、人はつい「当たり前」を疎かにしてしまうのだ。人は何はなくとも強い気持ちをもち、日々地道に愚直に当たり前のことを徹底すれば、必ず未来は切り開くことができる。
本書では「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助実践した社員5人の会社を社員25万超の企業に成長させたノウハウ91を紹介。そして「困難を乗り越えるリーダー」になれる7つのすごい習慣を解説します。
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《目次》
[はじめに]当たり前のことを当たり前にやる、を徹底した松下幸之助
【第1章】リーダーの心得
【第2章】社員としての心得
【第3章】仕事の心得
【第4章】商売の心得
【第5章】道を切りひらく
【第6章】経営のコツ
【第7章】人生で本当に大切なこと