あらすじ【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編収録!】 「こはくさま、げんきになるよね」 狐神の琥珀は医師・涼聖と結ばれ、チビ狐の陽と三人で仲睦まじく暮らしていた。村に雨が降らない日が続くことを不思議に思っていたが、それはやがて集落の人々にまで影響を与えるように。そして、意を決した琥珀が雨乞いの舞いを踊った時、一撃の雷によって琥珀の魂は引き裂かれてしまう。肉体はかろうじて留められたものの、訪れない目覚めの時。涼聖は琥珀を救うため、災いの元凶がいると思われる沢に向かうが――。