伯爵家の娘リーシャは後妻の母娘に虐げられていたが、そんなリーシャに結婚の話が届く。
相手は、イケメン堅物仕事人間のリンドベルド公爵。
周囲からの結婚の打診がうるさかった公爵は、お互いの私生活に口を出さない、仮面夫婦になってくれるような令嬢を探していた。
そんな条件に当てはまったリーシャは、結婚に際して1つの条件を提示する。
「三食昼寝付きなおかつ最低限の生活を提供してくれるのなら結婚します」
実家の仕事などを全て行っていたリーシャは、常に忙しく寝不足続きだったのだ。
この忙しさから解放されると喜んだリーシャだが、リンドベルド侯爵邸では予期せぬことが――
三食昼寝付き生活を目指す公爵夫人の奮闘記がはじまる!