あらすじ「わ、わたくし、心配されるほど……弱っちく、ありませんわ」 「そうだな。だからこれは、ただ僕が心配性なだけだ」 公爵令息ユーリとの出逢いによって、孤立していた学院生活が徐々に変わり始めた令嬢ブリジット。 初めはいがみ合う仲だったが、氷の刃と恐れられ一目置かれてきたユーリのいろんな表情を見るたびに、次第に惹かれていくブリジット。それは彼も一緒なようで……。 「君とやり直したいと思っているんだ」 そんな中、婚約相手だった第三王子ジョセフからの復縁の申し出で事態は一変する。 「……良かったんじゃないか。もともと好きな相手だったんだろう」 「よ──良く、ありません」 縮まったはずのユーリとの関係に少しずつひずみが生まれる中、ブリジットが契約した精霊の正体まで明らかになって──!? 悪役令嬢と悪役令息がやがて恋に落ちていく物語、第2弾。 ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください