「私、イッチを取られたくない」
和奏の告白により、一悟とルナを取り巻く世界は大きく変化した。
ルナ、和奏……二人との間に生まれた三角関係の狭間で、一悟の心も大きく揺れ動いてしまう。
一方、ルナもまた、自身が一悟の傍にいてもいいのか、和奏こそが本当に一悟に相応しい女性なのではないかと懊悩を抱くようになる。
常識、倫理、弊害、現実……向き合うべき問題に追い詰められた時、ルナと一悟が出した結論は──。
「私を、恋人にしてくれますか?」
すべてはその言葉から始まった。そして、二人は遂に未来を選び取る。
社会人×初恋の人の娘による、許されない純愛物語──決着の最終巻。
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