あるところに一人の魔女がいました。名前はイレイナ。
目的もない、お気楽のんびりな旅を続けています。
今回出会うのは、競箒の天才少女、盗賊とその母親、若き政治家とその妻、道具の気持ちが分かる女性、薬作りに没頭する魔法使い、怪しいマッチ売りの少女、呪われた奴隷と元傭兵、異性に全然モテない淫魔、とある学園の教師と女生徒、そしてパン屋の女店主……。
そこかしこで新たな出会いと面倒事を楽しんでいます。
「それじゃ。私はもう行きますので」
イレイナが紡ぐ、おかしな旅物語。
今回はどんな「別れ」が待っているのでしょうか。 ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください