その夜、海堂の部屋に呼び出された葵は、ある屋敷で起きた殺人事件の捜査を命じられる。それも翌朝を迎える前に、警視庁にも内密に犯人を突き止めろ、という大難問。とまどう葵に、海堂が出した指示は、執事の朝倉を探偵として送り込む、というとんでもないものだった。だが当の朝倉老人は、「名探偵には、助手がつきものですからな」と余裕綽々。 執事探偵朝倉がミステリーマニアの犯した犯罪を暴く、「マニアック? 殺人事件 朝倉老人の華麗な推理」をはじめ、幼い頃の海堂が伺える「負けるな大家族!黒須姉妹再び」 そして黒須姉妹最後の一人が登場する「オフェリアよ眠れ……最凶の敵出現!」の3本を収録。 絶好調シリーズ第7弾! 「悪党ども、冥途が待ってるぜ!」 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください