「ふふふ。ほらほらかなたん、足が震えてるよ?」 「ひぃっ、ん……! ひどいよっ、いきなり触るなんて……っ」 あまりに当たり前だった日常。そこにモエルがいて、此方がいて、彼方がいる。ただそれだけの生活は、一匹の金色の猫が自ら姿を消すことで、静かに終わりを告げた。探しに行こうとする彼方と、モエルの意思を汲んでそれを止めようとする此方。留真、依、いいんちょ、エフェクトも、それぞれの想いを抱きながら行動を始めるが……!? 果たして彼方が再びモエルの悪戯をその身に受ける日は来るのだろうか? モエル編、クライマックスの第七弾。 「……次は裸ワイシャツかな……」 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください