「そう言えば和己くんはどんな子がお嫁さんに欲しいのかな~?」 「や、やさしい人、かな?」 視線を宙にさまよわせながら和己は曖昧に答えてみる。「違うわ!」「それは違うぞ!」「そういうことじゃないのっ」 エルフィやルカたちが速攻で却下。「ほら! 料理が上手な娘とか!」 「落ち着いてよ。僕はただ――」 「裸エプロンで出迎えてくれる娘が最高だと思っているんだ」 『――』 「ちょっと―っ! 誤解だってば!」 ついつい。サブリナが服の袖を引いてくる。「お兄ちゃんが望むのであれば、今度また……」 和己の花嫁は誰に? な第7巻! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください