「この学園を去れ、大和一哉」生徒会長補佐・千路美尋は冷淡に言い放った―。聖クレス学園に通う一哉は、同級生たちとのにぎやかな日常を過ごす一方で、学園トップクラスの実力者たちに訓練を受けるといった、充実した日々を過ごしていた。だが、学園に通うすべての生徒が、無条件に一哉を受け入れているとはかぎらない。千路美尋の言葉は、それを再び思い出させることになる。生徒会長・周防比夜に付き従っているだけだった美尋が、突然行動した理由は? 山中の戦いで見た、金色に輝くエクステンド状態の比夜と関係があるのか? 一哉を中心に、さまざまな思惑が動き始める。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。