全巻(1-6巻 完結)

戦塵外史 五 戦士の法

-
600
男の武骨な斬撃が、追っ手の生命を頭蓋ごと押し潰す。次々と。なんの躊躇いもなく。男の桁外れの強さに、まだ10歳の少女は息を呑んだ。少女は男を「大男(ガーヴ)」と呼び、男は少女を「小娘(シャール)」と呼んだ。お互いの素性も、名前すらも判らない。いや、むしろそれは邪魔になるだけだ。用心棒と、その雇い主。その関係だけがあればいい。 男は喋らない。頑強な筋肉で覆われた巨躯が、ただ分厚い足音をシャールの後ろで響かせるばかりだ。この男とならもしや。そう、シャールが考えた時、一目で手練れと判る、細身の双剣使いが彼らの行く手をゆらりと阻んだ……。 戦場の匂いを漂わせて「戦塵外史」第5弾、ついに登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
600
戦塵外史 五 戦士の法

戦塵外史 五 戦士の法

600

「戦塵外史」シリーズの他の巻を読む

全6巻|完結
1 / 1

通知管理

通知管理を見る

「戦塵外史」シリーズの作品情報

あらすじ

男の武骨な斬撃が、追っ手の生命を頭蓋ごと押し潰す。次々と。なんの躊躇いもなく。男の桁外れの強さに、まだ10歳の少女は息を呑んだ。少女は男を「大男(ガーヴ)」と呼び、男は少女を「小娘(シャール)」と呼んだ。お互いの素性も、名前すらも判らない。いや、むしろそれは邪魔になるだけだ。用心棒と、その雇い主。その関係だけがあればいい。 男は喋らない。頑強な筋肉で覆われた巨躯が、ただ分厚い足音をシャールの後ろで響かせるばかりだ。この男とならもしや。そう、シャールが考えた時、一目で手練れと判る、細身の双剣使いが彼らの行く手をゆらりと阻んだ……。 戦場の匂いを漂わせて「戦塵外史」第5弾、ついに登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

「戦塵外史」シリーズのレビュー

まだレビューはありません。