もはや機能を失ったかに思えるPTAだが、父母と学校をむすぶただ一つの公的な機関として、いまなお存在しつづけているという事実は変わらない。それはどういう現状なのか、どう変わってゆかなければならないのか。公教育の一断面を示すノンフィクション。
はじめに…今、なぜPTAなのか
序章 「PTAことはじめ」
第1章 「PTA…この素晴らしきもの」
(1) PTAってどんな組織なのだろう?
(2) 基本は学級PTA
(3) PTA広報は風通しをよくする
(4) 王道の今昔
(5) P連はボトムアップの組織
第2章 「PTA…この悩ましきもの」
(1) 166日 403時間の現実
(2) 役員選びはどんどんきつくなる
(3) 校長とPTAはどんな関係?
(4) P連役員は人柱?
第3章 「どんなPTAをめざすのか」
(1) PTA史をひもとこう
(2) 自分の意志で入会する、これが当たり前だ!
(3) ゆるやかで自由な求心力を!
(4) 今、PTAは変わり始めているのか
(5) 先駆者の話を聞く
(6) カワバタ私案を発表します
終章 「和田中PTA事件から見えてきたこと」
あとがきにかえて…今、力を捨てる勇気を