生涯に一度、私の演劇観を具体的に述べ、一冊にまとめておきたい――。演劇人、シェイクスピアの翻訳者としての旺盛な著作活動の中から戯曲論、翻訳論、演出論、演技論等を自ら厳選。待望された著者唯一の入門書であると同時に演劇理論家としてのエッセンスを提示する。全集未収録の単行本版に「醒めて踊れ」を増補した決定版。 〈解説〉福田 逸
■目次
I
劇と生活/演劇の特質/劇場への招待
II
戯曲読法/ことばの二重性/シェイクスピア劇のせりふ
III
演技論
IV
演出論/シェイクスピア劇の演出
V
日本新劇史概観
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醒めて踊れ
あとがき
解説 演劇理論家としての福田恆存 福田逸