会議室で正論を述べているのに孤立無援だと感じたこと、あるいはそんな状態に置かれた人を見た経験はないだろうか。「悪人」が一人もいなくても、時に不正までも承認してしまうのが、集団心理の恐ろしいところである。しかし会議は、個人の力ではできないことを成し遂げるための関門でもあり、逃げてばかりはいられない。会議の場で味方を増やし、自分の意志を貫くための知識とテクニックを社会心理学の専門家が伝授する。
【目次】
序章 会議は「戦場」だった
第1章 会議への不満はなぜ生じるか
第2章 会議のクセを知る
第3章 「ロバートルール」を知る
第4章 オカモトルールをマスターする
第5章 集団討議と多数決の罠
第6章 意外に大きい議長の力
第7章 傍観者、日和見主義者の見えざる罪
第8章 傍観者になるな
第9章 属人主義から属事主義へ
第10章 責任ある立場となったとき
終章 会議は飛躍のチャンスでもある