デモクラシーにこそ、「野蛮」を生み出す危険性が潜んでいる。文明の極まりに生じる自由と平等の葛藤をいかに乗り越えるか。デモクラシーの在り方を問い直す試み。
はじめに
第I部 デモクラシーと市場の選択
第1章 高齢社会のデモクラシー
第2章 ナショナリズムと経済政策
第3章 メディアの役割と読者の責任
第II部 教育と学問が向かうところ―高等教育を中心に
第4章 社会研究における人文知の役割
第5章 大学の理念とシステム
第6章 「大学改革」をめぐって
第III部 文明から野蛮へ?
第7章 歴史に学ぶとは
第8章 格差と分断
第9章 文明から野蛮へ