1987年4月にスタートした「朝まで生テレビ! 」。著者は、ときに強引すぎるとの批判を受けつつも、その独特の司会ぶりで、原発、天皇、右翼など“日本のタブー"に挑み、30年間にわたって番組を牽引してきた。野坂昭如氏、大島渚氏など放送開始時から存在感を示した出演者から、堀江貴文氏ら最近の若手論客まで、多彩なパネリストたちによる“論戦"を一挙に振り返る。
目次
第一章 「公平でない」「発言しすぎる」は、私にとっての褒め言葉
第二章 手応えを感じた原発論争 反対派と推進派が直接対決
第三章 自粛ムードの中、あえて天皇と天皇制を論じる
第四章 野坂昭如抜きには成り立たなかった差別問題論争
第五章 野村秋介との対話で確信、右翼とも議論はできる
第六章 ときには同志、ときには好敵手 野坂、大島、西部……素顔の論客たち
第七章 本物っぽく見えた麻原彰晃 宗教を扱う難しさを実感
第八章 対米従属か、自立か 安全保障をめぐり意見は真っ二つ
第九章 これからは彼らが主役 若手論客に教えられること