あらすじ世界平和を実現するために人類は古くから英知を傾け、しかも戦いは繰り返された。戦争の危機はなぜ去らないのか・・この問いに答える書物は少ない。国際関係を、単純に図式化したり理想化したりすることなく、また「複雑怪奇」といって正確な認識を諦めたりすることなく追い求めてきた著者が、軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織的に論じた国際政治の入門書。