このまま生きてみなさい そのまま死んでごらんなさい
生きている今も 死ぬ時も 腹はすわっていない「それでいい」のです
花は美しく咲いても自慢しない いつまでも咲いていたいと欲張らない
平成から新たな時代へ。無常、縁起、空。そして自然(じねん)――超多忙な81歳、浄土真宗本願寺派総長が、現代の事象とも重ね合わせ、平易な言葉で仏教の神髄を語ります。自分の存在が腑に落ち、生きること死ぬことがすっと楽になります。
いつでもどこでも読みやすい新書サイズです。
(目次より)
生きとし 生けるものの すみか
愛は 喜びと悲しみの はじまり
変化こそ 真のすがた
さからわず 執(とら)われず
縁(よ)って 起きている
それは ここ それは いま
自然(じねん)の ことわり
なんの心配も いらない
恵みの海は 非情の海
自慢しない 粗末にしない
ごめんなさい ありがとう
怨(うら)みを すててこそ
「それで いい」ありがたい