政治家・石原慎太郎のことは誰もが知っている。だが小説家としての彼は、そして戦後文化に彼が残した衝撃はどれほど知られているだろうか。愛ある「メッタ斬り!」で人気を博す書評家・豊崎由美と、文学から経済学まで幅広い射程を誇る評論家・栗原裕一郎が膨大な作品群を繙き、語り、その真価に迫る! 石原慎太郎氏本人との鼎談も収録。
※本書は単行本『石原慎太郎を読んでみた』に次の内容を増補したものです。
「第13章 二〇一六年のベストセラー『天才』を読んでみた」
(『ユリイカ』2016年5月号「徹底討議『石原慎太郎を読んでみた』リターンズ」再録)
「巻末付録 石原慎太郎に聞いてみた」
(『婦人公論』2014年7月7日号、7月22日号掲載「石原慎太郎本人に直撃! 政界のドンは不遇な作家?」再録)
「石原慎太郎ブックガイド」
(『ユリイカ』2016年5月号「石原慎太郎ブックガイド」加筆修正のうえ再録)