中公文庫『レイテ戦記』全四巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。
太平洋戦争最悪の戦場・レイテ島での死闘を、厖大な資料を駆使し、鎮魂の祈りを込め描く戦記文学の金字塔。毎日芸術賞受賞作。巻末に、講演「『レイテ戦記』の意図」、インタビュー「『レイテ戦記』を語る」、大西巨人との対談「戦争・文学・人間」、エッセイ「『レイテ戦記』を直す」を付す。
一 第十六師団 昭和十九年四月五日
二 ゲリラ
三 マッカーサー
四 海軍
五 陸軍
六 上陸
七 第三十五軍
八 抵抗
九 海戦
十 神風
十一 カリガラまで
十二 第一師団
十三 リモン峠
十四 軍旗
十五 第二十六師団
十六 多号作戦
十七 脊梁山脈
十八 死の谷
十九 和号作戦
二十一 ブラウエンの戦い
二十二 オルモック湾の戦い
二十三 オルモックの戦い
二十四 壊滅
二十五 第六十八旅団
二十六 転進
二十七 敗軍
二十八 地号作戦
二十九 カンギポット 昭和二十年一月二十一日―四月十九日
三十 エピローグ
連載後記
あとがき
改訂版あとがき
補遺
講演「『レイテ戦記』の意図」
インタビュー「『レイテ戦記』を語る」(聞き手・古屋健三)
対談「戦争・文学・人間」(大西巨人・大岡昇平)
エッセイ『レイテ戦記』を直す
付録
太平洋戦争年表
レイテ島作戦陸軍部隊編成表
書誌