あらすじ「ローマは亡びた。カルタゴも亡びた……勇武なる民はいまいずこにある」。首相となった鈴木貫太郎は秘かに戦争終結を誓い、新たにソ連を仲介とした和平工作に踏み出す。空襲は激化し皇居正殿も炎上。本土決戦に備えて松代大本営の建設が始まった……。証言で綴る歴史巨編第二巻。〈解説〉戸部良一