赤色戦線戦士同盟の幹部が爆薬満載のトラックで警視庁に突入! 首都警察の要衝が自爆攻撃によって潰滅した。赤色戦線一党は、なおも帝都焼尽計画を完遂せんと凌雲閣――浅草十二階に立て籠もった。急行した未来装備の自衛軍精鋭は、AT飛行船艦長の大西瀧次郎大尉、米海軍シェナンドー飛行船座乗のハルゼー中佐との共同作戦を敢行、ついにテロリストを制圧する。一方、帝国陸海軍、警察・消防の奮闘で延焼火災は鎮火、東京市の危機は去ったかに見えた。だがその時、凌雲閣とともに紅蓮の炎に包まれたはずのテロリストの魔手が発動。炎の竜巻「火災旋風」が避難民を襲う!! 果たして全てを灰燼に帰す業火から帝都を救えるか!? 「帝都鳴動」堂々完結。