あらすじ日々、国王が少しでも心やすらかにくつろげるようにと忙しく立ち働くポーラに、ウォルが気晴らしの市内見学を進めた。だが、万が一を心配したウォルは、リィにポーラの護衛を頼みこんだ。「王妃」が「愛妾」を護衛するというデルフィニアならではの状況だが、リィはその護衛中にある陰謀を嗅ぎつける――。 表題作『ポーラの休日』他、シェラの日常(というにはかなり殺伐観満載だったりするが)の描いた二中篇と短篇を収録。