2022年5月に返還50周年を迎えたものの、今も米軍基地問題で揺れ続ける沖縄。その原因について「沖縄返還で日米同盟の姿、そして日本の国の形が根底から変わってしまったからです」と、元毎日新聞記者の西山太吉は語る。西山は政府の機密資料「沖縄返還密約文書」を日本でただ一人、取材の形でスクープしたジャーナリストだ。さらに、西山は続ける。「岸信介の安保改定、佐藤栄作の沖縄返還、安倍晋三の安保法制定、この一族に共通する政治手法と我欲が、国民にウソをつき、自民党をここまで劣化させた元凶だ」統一教会問題でその名が取り沙汰された岸信介と安倍晋三。この一族が日米同盟や沖縄返還で見せた政治手法と我欲とは何か、そして自民党を劣化させているとはどういうことなのか?その真意を西山が評論家・佐高信に語る中で見えてきた、日本政治の衝撃の裏面史とは。