あらすじ怜悧な頭脳とシャープな風貌。そして、毒を含んだ皮肉な発言。車椅子の名探偵「熊ん蜂」こと熊谷斗志八(くまがいとしや)が、女性介護福祉士をワトソン役に、周囲で起きる不可思議な事件を推理する。障害者の抱えるさまざまな問題を背景に、やさしい視線と堅牢な論理が交錯する「柄刀本格」の白眉ともいうべき傑作連作集。著者が挑んだ最大の謎は、生きていることの、この奇跡だ!