セーラが踊った「ユニコーン」は父が作ったものとは違う。私のイメージにあるのは不思議な力を持つユニコーンに対する愛と恐怖。そして何より踊れることの喜び!! セーラのジルにはそれが無い。あれは「ユニコーン」のジルじゃない。再び踊れるようになり、本当の「ユニコーン」上演のためにレッスンに励むハニー。だがアルフィーは、例えハニーが本当の「ユニコーン」を踊ったとしてもセーラ以上の成功は収められない。今のハニーの実力はセーラに及びもつかないと、冷たく突き放す。早く2年間のブランクを取り戻さなくては。でも、どうしてもうまく踊れない。体が思い通り動かない!! 無意識の内に足をかばう癖がついている!? このままでは代役を…!?