「わたくしめは…ずっとあなた様の惨めな奴隷です――」暴力暴言に際限なしのDV旦那を社会的に抹殺!!これは私が離婚にいたるまでの全記録です。夫・斎藤輝明はたいして仕事もできず他人の成果ばかりを掠め取ろうとする、けれど外面が良いせいか、それなりに世渡り上手な男だ。その『おかげ』で、夫の家庭内暴力は誰にも気づかれることなく今ものうのうと暮らしている。私の悲痛な叫びは、両親すら「ただの夫婦喧嘩でしょ」と笑い飛ばすくらいだ。そういう意味では、夫の外面は美点とも言えるかもしれない。あくまで彼にとっては、だが。けれど…残念でした。私がアンタに服従し続けて、都合の良い小間使いとして扱えると思ってるでしょ。もうすぐ。もうすぐ徹底的に、生きることすら辞めたくなるような地獄を見せてあげる。殴る蹴るの奴隷に成り下がった分、ぜんぶアンタにも味わってもらうから。